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7月になってしまいましたよ
覚え書きですが。吉澤です。

日本代表、おつかれさまでした。そして、ありがとう!
密かに応援していたアメリカもトーナメント1戦目で敗退してしまいましたが、メンタルパワーに注目していた2チームがともに粘りに粘って戦い抜いたのは偶然ではないと思っていいでしょうかね。


さて、私はというと。
ついーとしたような気がしましたが、さわりだけ遺伝学を、とりわけ性染色体について勉強しました。さわりだけ。おさわり。

性同一性障害の診断には身体の性を確認するステップがあるので医療上は問題にならないのかもしれませんが、当事者の語りの中には身体の性を曖昧に、かつ明確にそして大胆にとらえているものもあるので(というか一般には知らないでいいのかも)、ちょっと気にしてみました。

遺伝学の世界では、何を男ととらえ、何を女ととらえるかに明確さはないのかもしれません。
一応、生物学のルールにのっとって、おっきい卵を生むのが雌、ちっちゃい卵を生むのが雄という具合に分けると、Y染色体を持っていれば、高確率で雄ということになるのですが。(Genetic Sex の決定)

なんで言い切れないかというと、これが面白いところで、
Y染色体(上の遺伝子)は精巣をつくる仕事をするのですが、そこまでなんだそうで(Gonadal Sex の決定)、あとは精巣から男性ホルモンが出て、受容体が反応すれば男性型の身体になっていく。
でも受容体をつくる仕事は別のとこにある遺伝子が受け持っているようだということで、つまり、遺伝子のチームワークがあって初めて性別が決定するのだそうです。

したがって、チームワークが上手くいかなければ雄でも雌でもなく、間性になります。
なるほど、中性と呼ぶより的確ですね。「中」って何の中だよ?って話で、むしろ「間」とする発想は科学者がこだわりそうなところです。

そんなわけで性分化についても細かく学ぶことになり、インターセクシュアルについて詳しくなったというのが今回の結果のようです。

ついでの収穫として、
アレですね、エロマンガ的なふたなりとか、ファンタジーとしての誇張は覚悟していましたが、誇張というか大嘘ですね・・。陰茎・陰嚢は小陰唇・大陰唇と由来が同じ細胞なので、もとの細胞組織が2倍あって、しかも干渉せずに発達することがなければ(ないでしょうが)あのようなファンタジーは起こりえません。
真性の場合でも、実際は性腺が2種類になることによって起きるので、干渉し合って、どちらともつかないような外性器となるものです。
エロマンガ的なイメージが先立つというのは、当事者にとってツライでしょうね。GIDの人がおかまのイメージにとらえられることで苦痛を訴えるのに近いかもしれません。

このことで、またついでにわかることなのですが、男女がお互いにどんな風に感じるのか?という疑問も解けます。
上記の追加で、亀頭と陰核も由来が同じ細胞なわけで、疑問の答えはそれぞれが対応した部分と同じように感じるということです。
表面積が変わるせいで神経細胞の密度が変わってしまいますが、同時に全体を刺激するのであれば大した違いはないでしょう。

私などはMtF(X)ですから、もし女性の身体で生まれていたなら どんなふうに感じたのだろう?と思っていましたが、これも大差ないようです。
膣のあるなしは大違いじゃないかと思われるかもしれませんが、あれは神経の通っていない筋肉で特に何も感じないのだそう。感覚をもたらしているのは先ほどリストアップした部位の神経たちが圧迫などされるからで、それは男性だと主に陰茎に納まっている部分と同一のようです。

同様にして、女性の『射精』についても理解することができました。驚き?でしょうか?
30年も昔の洋書にはメカニズムまで解説してあったのですが、日本ではあまり知られていないような気がします。
日本ではAVの演出のためかもしれませんが、盛大にオシッコを飛ばすために『失禁』と同列にみなされているようなところがあり、調査では多くの女性が『失禁』と思い込み、その瞬間を我慢しているというのを読んだことがあります。

しかし、液体の種類と、それらがどこから発生しているか、発生源の解剖学的な部位や、器官の反応を分析した結果、これは男性の射精と同じ、なので英語では表記上も同じ言葉が使われていたのですが、日本語では『射精』ということで、いかにも男性のものであるかのような文字があてられてしまっているので『』で括ってみました。
男女の共通理解としていうと、現在、男性の「ドライオーガズム」と呼ばれているものが、女性の「オーガズム」と思われているものと同質であり、男性の「オーガズム」(一般に射精をともなう)は、女性が「失禁」と思い込んでいるもの、あるいは、俗に「潮吹き」と呼ばれるものでしょう。(もちろん意図的な放尿とは違います。)

このような、生物学的に同質のものが社会的なバイアスをかけられることで片方は自然なこと、もう一方は恥ずかしいこととされてしまうのには教育の責任を感じずにはいられません。
いわば、これは人種差別と同じ構造です。知らず知らずにそう教えていました。というのは通用しないのではないでしょうか。

と思ったので書いてみました。
義務教育の範囲でここまで教えられる先生がどの程度いるかわかりませんが、私の知る、性教育活動をしている保健師さんもだいたいこのように教育して回っていますので、新しい世代では正しい知識を持つようになるでしょう。
大人が性について恥を教え込まない限りは、子どもは『性』に寛容なものです。

大人にしても、なんで恥と思うようになったのか、ずーっと千年も二千年も昔へと辿っていくとこれまた面白い推論に行き着くのだけど、紙面の都合もあるのでやめておきます。
ただ、この文化的なことから、現代のLGBTが何をすべきかということへヒントも得られたので、またの機会に書いておきたいです。

私は今しばらく自然科学からのアプローチを続けようかなーと思い、遺伝学の次は内分泌学の本を開きましたが、用語を覚えるだけで挫折しそうです。
以前、脳科学から知ったことに、行動の性差や性指向に関わりがあると考えられている部位が、内分泌系をコントロールする部位と位置的に近いのが気になっていて、以前コメントいただいた通り(アーカイブしたので私しか読めませんが、すみません)、GIDの人で体が弱いことが多いようだというのはこのことと関係があるのではないかと疑っています。

GIDの人は、気持ちの面にとらわれすぎるきらいがあると思うので、確かな身体症状を見逃さないことがセルフケアの上でも大切だと思います。
医療の上でも、身体性と反対の性ホルモンを使用する関係上、短期間の体調変化だけでなく、長期的にはどのような疾病にかかりやすくなるのかということに、一般の人ほど確度の高いデータは揃っていないでしょう。
GIDの人が社会で認知され、一般的なものになるほど、一般の人と同じように健康に悩むことも出てくるはずですが、会社の健康診断の際に相談してみても、医療者の側もそれまでの『勘』がどの程度役に立つものか、アタリをつけるのは難しいかもしれません。

社会運動はかなり進んだ感じがしますけど、QOLを考えれば、まだまだ過渡期だという印象です。
GIDの人が一般的になるということは、当事者が東京や大阪に集中しなくなるということであり、そうすると専門医の配置には限界があるでしょうから、専門知識が一般的な知識に変化していかないとだし、それでも臨床経験の問題が残る。

どうしたものなんですかねぇ・・。幸い、ホルモンは体内にもともとある物質なおかげで、いわゆる薬と毒は紙一重というようなシビアさはないようですが。
当事者には不安が残ることもあるかもしれませんよねぇ。


整理せずに書いたら、また長くなりました。
本当に芋づるなんですよ。調べるとアチコチ繋がってる。連鎖、連鎖で、また戻ってくるという。
これは環の中にある問題なんだなーと思います。人によって引っかかっているポイントが違うので、テコ入れの仕方も違うような感じなのかな・・。
う~~~ん。

ところで、今回の記事で私は何種類「同じ」という意味の言葉を使ったでしょうか?しかも不適切に。
どうでもいいですね・・、ねます・・。
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【2010/07/03 00:25】 | 2010 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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